本場ヨーロッパのSkimo レースと同じスケールで、「本格的な山岳レースをいつか白馬で」と言ってやまない海外経験豊富な松澤幸靖組合長のロマンを少し形にしてみよう、と4人チームでレース風に試走することになりました。
向こうに見える唐松沢まで氷河巡回ロングツアーです。本場のスケールに合わせるにあたって大事なことは、
1. 街をスタートして街にゴール。(山奥の登山口まで車で入るのは何か違う)
2.累積標高が4000mくらい
3.ギャラリーの声援が熱い
だそうです。
こちらが本場のPDG(Patrouille des Glaciers) レース
ツェルマットとヴェルビエという二つの山岳リゾートを3回の山越えでつなぐオートルートです。
https://maps.suunto.com/move/matsumotosatoshi/5f8516124036e437f666db31
4年前のログ
https://www.strava.com/activities/6968764361 今回の白馬編
4:30 栂池高原スタート
圧雪車が作業中だったので、良い子?はじゃまにならないようゲレンデ外の森を登ります。
6:30 栂池自然園
天気は快晴。正面に見える大雪渓の鞍部めざしてスイスイと歩きます。
(レースなら走ることになるのか・・・)
1200m、2時間半登ってから最初の滑りは長~いトラバース。大雪渓がみるみる近づいてきてトラバースも気持ちいいもんだ。
金山沢に入っていきます。サンクラストです。組合長に続けー
そして大雪渓の登り1300m
10:00 だいたい半分きたかなあー、5時間半で半分は順調過ぎるぞ・・・
10:30 稜線に出ました。
今回はスキートラバースですので、杓子も白馬鑓も頂上はパス。
杓子沢を下ります。上はいい感じで気持ち良く飛ばしかけたらだんだん重くなってきて、
暑い、ビーチのようです。下のほうは鳥取砂丘で滑ってるみたいになりました。
で、また1000m登ります。温泉は入らず通過。
13:40 天狗山荘まで登ってきました。
14:10 天狗の頭。これが今回唯一のピーク。
そしていよいよ仕上げのバーンです。
はい、見た目ほどよくありません。
30分かと思ったところ、昇温で条件は悪く、緩い雪とクラックに難儀しながら下りに1時間以上かかりました。
ほっと一息。天狗の大下り経由でこっちから滑ったほうが良かったかな、また次回に試走です。
やっぱりスキーは滑りが楽しい。
唐松沢に合流して一滑りすると、またまた登り。
滑ってきた斜面を向こうに見ながら仕上げの登りです。もうすぐ八方池。
17:10 やったー八方尾根に上がってきました!あとは街まで一気に滑るだけ。
名木山まで滑って終わりかと思ったら、ギャラリーの声援の中ゴールに向かってメインストリートを走る。これが大事なんだそうです!?
17:50 ついにゴールです。見渡す山並みを縫うようにぐるっと回ってきました。アルプスを駆け回る為のこの細くて軽い道具あってこその行程でした。
お出迎えの皆様ありがとうございました。
HUNGER KNOCK 松ケンさんムービー編集までありがとうございました。