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近頃のデジタルビーコン2016

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雪の予報が近づく中、最近のトリプルアンテナ・デジタルビーコンのテストをしてみました。
前回から実に7年ぶり。
http://rapie-outdoors.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/1213-f27d.html
 
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3つ捜索、4つ捜索、受信距離、発信距離、とやってみました。
河原の石の下にランダムに隠していますので、運もあり、データはあくまで目安です。
タイムを比べて評価できる記録ではありません。ご了承ください。
  

①比較的広い範囲(50mX150m)で3ツのビーコンを複数捜索
②狭い範囲(30mX30m)で4ツのビーコンを複数捜索
③受信距離 発信ビーコン(MAMMUT)を水平に置き左右に振りながら近づいて微かな反応-確かな反応距離
④発信距離 水平置きタテ向き、ヨコ向き、垂直置きの3方向から発信して電波はどこまで飛んでいるか。
 
 
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マムート 
①2’10 ②2’09 ③75m-70m ④40m-25m-25m
この数年で数回バージョンアップされているものの特に大きな進化はない印象です。複雑な複数捜索でデジタル搜索が機能しない時のバックアップとしてアナログ捜索できるなど、信頼できる安定感を感じます。
 
 
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ピープスDSP
①2’45 ②1’48 ③90m-80m ④40m-25m-15m
以前と比べて大きく性能アップしていると感じました。アンテナ感度ではマムートより上だと思います。複数捜索でのマーキング機能も今回の狭い範囲での4つ捜索ではスムーズに動作しました。ただし範囲を広げれば、または更に数が多ければ、一度にすべての電波を拾うことはできない状況になるので、やはりアナログ機能があればと思ってしまいます。
 
 
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新発売のPIEPSマイクロ
①2’33 ②3’36 ③90m-80m ④45m-25m-15m
DSPとほぼ同じ印象でした。
 
 
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オルトボクス
①3’01 ②3’26 ③55m-50m ④35m-35m-20m
捜索では以前と比べて随分とスムーズに反応しマーキングできるようになった印象でした。
「スマートアンテナ機能で埋没角度によってサブ発信アンテナを使い分けるので発見してもらいやすい」という特長がカタログにうたわれていますが、実感することはできませんでした。
 
 
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BCAトラッカー3
①6’14 ②3’52 ③60m-60m ④40m-25m-15m
複数搜索に対応しているというもののSSモードという難しい方法になります。他社のようなマーキング機能ではなく、複数の信号を拾いながら入れ替わって表示されるの矢印の方向を自分の目で見分けて進む方向を自分で決めます。2つ捜索は問題ありませんが、3つ4つとなるとかなり不安定な印象です。それと捜索中の距離方向表示がなぜ点滅するのか???消えている時間がとても長く感じます。慌てずゆっくり歩けということでしょうか?かえって焦るような気がしました。
 
 
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受信発信距離の測定は、道端のススキの穂を10m間隔に並べて、というようなテキトーさですのでどうかお許しください。
 
 
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いずれにしましても、自分の道具を使いこなして性能を十分に引き出せるようにすることが大事ですし、初動捜索、目視確認、仲間との役割分担など、大切な事がたくさんあります。ビーコンの性能比べに偏らずにトレーニングする必要があるかと思います。

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